ホームヘルパー資格 講座

ホームヘルパー資格と介護職員基礎研修

ホームヘルパー資格と介護職員基礎研修についてご紹介します。
ホームヘルパーという職業は、将来的になくなることはなく、さらに需要が増していくであろうことは誰も否定することはできないわけですが、ホームヘルパー資格については、将来的に介護福祉士という国家資格に統合されることが、かなり現実的に検討されています。
というのも、ホームヘルパー資格は国家資格ではなく、一方の介護福祉士は国家資格であるという最大の違いがあるのですが、にもかかわらず、同じ介護の現場で、素人目には同じように働いているということについて、介護福祉制度をよりスマートなものにしていく必要性が生じているのですね。

 

また、現在ではホームヘルパー資格がなくても訪問介護スタッフとして働くとか、介護施設の職員として採用されることは不可能ではありません。
恒常的な人不足により、介護サービスの事業所によってサービスのクオリティーにばらつきが見られることも問題視されているのです。
そんな中で平成18年の介護保険制度改正を受け、ホームヘルパー資格の介護福祉士への統合がリアルに検討されるようになり、今までのホームヘルパー資格講座に関して、それを介護職員基礎研修へとスライドさせる案が浮上しています。

 

介護職員基礎研修では介護サービスの質の向上、および専門的職業の確立を目指すとしており、現在はホームヘルパー資格が業界のスタンダードになっているのを、将来的に介護福祉士の取得を持って介護職員の標準とすることになってくるようです。
現在では、ホームヘルパー資格、介護福祉士資格が併存している状況ですが、ユーキャンなど一部の資格スクールでは、このような動きを受けて介護福祉士コースのみの開講としているスクールも出てきています。
介護職員基礎研修制度は、ホームヘルパー資格を業界の標準としてきた現状から、介護福祉士中心の介護サービス運用への段階的措置の一つと言えます。